数年前に、Nature Remoを利用してリビングの環境監視する仕組みを作りました。たくさんの方から作り方を教えてほしいとの要望があったので、Qiitaに投稿したところ、Twitterで注目していただき、さらにNature株式会社公式ブログ(https://nature.global/blog/1072/#title1)でも紹介していただき感動です。
その後もどうにか稼働しているので、その様子を少し紹介してみたいと思います。
リビングの環境監視ダッシュボードを60分で作る方法(Nature Remo Cloud APIとGoogleサービス連携)
アップデート
1.複数台運用
寝室用にもう1台Nature Remoを購入したので、複数の部屋の環境を可視化してみました。
複数台のNature Remoを利用する方法については、mumunus様にコメントいただきました。本当に感謝です。
https://qiita.com/t-chi/items/01b9a9b98fbccef880c3#comment-5c5e624fb37745493b84
複数台運用では、データソースを部屋ごとに分けて運用することにしました。任意に振られた番号[0]、[1]・・・で指定することで、Googleスプレッドシートごとに運用できるみたいです。
※セルの上限制約を意識して、今回は端末ごとにシートを分けて作成してみました。
2.職場のサーバー室の環境監視
小規模な職場に勤めているのですが、停電により空調が止まってしまい、サーバー室の温度が一気に上がりネットワーク機器が故障の危機に陥ったことがありました。
サーバー類はUPS(無停電電源装置)によりシャットダウンを防ぐことができるのですが、夜中に停電したりするとエアコンが切れてしまい、朝には高価なサーバー機器が故障している。なんてことになれば組織にとって大きな損失となってしまいます。
そこで、プライベートで実装した仕組みを活かして、サーバー室にNature Remoを設置して環境監視をすることにしました。
さらに、一定温度以上になれば、管理職と担当、副担当に自動でメールが発出する仕組みを構築しました。
簡易な仕組みですが、無料で運用できるため今まで何もなかったことからすれば一定の保険になるかと思います。
エラー発生の原因
数年にわたり、長期稼働していると色々な出来事があります。
ある日、Wi-Fi異常なし、機器類も正常に動作しているにもかかわらず、ダッシュボードに数値がとれておらず、Gメールにエラー通知メールが数件届いていることに気づきました。原因は、クラウドの問題だったそうです。Nature RemoはAWSのサーバーを利用しており、そこで障害が発生するとサービスが停止するとのことです。
Googleと連携しているので、Google、AWSともに安定稼働が必須となりますが、可用性とコストを考えるいい機会となりました。
AWSで障害、「Nature Remo」「SwitchBot」などに影響 「電気消せない」と嘆く声【追記あり】
まとめ
・小規模な施設を管理していて、この仕組みを活用できて助かっている。
・家にペットを飼っていて、温度や湿度の変化が一目でわかるので便利。
・ITベンチャーをしているが、ダッシュボードがとても参考になった。
“Ceron – リビングの環境監視ダッシュボードを60分で作る方法(Nature Remo Cloud APIとGoogleサービス連携) – Qiita” https://ceron.jp/url/qiita.com/t-chi/items/01b9a9b98fbccef880c3
などなど、本当にうれしい言葉をたくさんいただきました。
今まで、たくさんの仕組みを趣味で作っていたのですが、アウトプットすることでとても視野が広がりました。これからも発信を続きていきたいと思います。
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