WEB会議用の共有PCでやっておくと意外と便利な設定。

はじめに

会社や組織で共有のパソコンを使ってWEB会議を行う場合、毎回異なるサービスやアカウントを利用することがあります。

以前のアカウント情報がブラウザに残っていて、設定に時間がかかってしまいWEB会議の開始時間を過ぎてしまう。なんてアクシデントもしばしば・・。

回避策となる共有パソコンの設定を紹介いたします。

手順

  1. WEB会議ポータルサイトを作る
  2. ブラウザにユーザー情報を残らないようにする
  3. マニュアルを整備

WEB会議ポータルサイトを作る

一つのサイトから複数のWEB会議システムにアクセスできるようにすれば、様々なケースに対応しやすくなります。
Googleサイトを利用することで、簡単にポータルサイトを作成できます。次の記事で紹介していますので、よかったら参考にしてください。

ブラウザにユーザー情報を残らないようにする

Windows10をベースで紹介いたします。
以前利用したユーザーアカウントがブラウザに残っていて、思うようにWEB会議に参加できないことがあります。
これを避けるためには、履歴やサインイン情報が残らないようにする必要があります。
先程作成したポータルサイトを毎回ブラウザのシークレットモードで起動するように設定することが出来ます。

GoogleChromeの場合

スタートメニューのGoogleChromeのアイコンを右クリック>その他>ファイルの場所を開く を選択します。

アイコンを右クリックからコピーして、任意の場所に保存します。

とりあえずデスクトップにペーストしました。
ショートカット名をWEB会議ポータルに変更し、右クリックからプロパティを選択します。
リンク先のchrome.exe”の後に半角を開けて–incognitoを追加し、さらに半角を開けてURLを入力します。
例「 –incognito https://sites.google.com/view/webmeetportal/」
必要に応じて実行時の大きさ、コメント等を変更し、アイコンの変更を選択します。
シークレットモードで開くので、シークレットモード用のアイコンを選択してみました。
OK、OKで完了です。

試しにショートカットアイコンから起動してシークレットモードになっていれば成功です。

Microsoft Edge

一連の作業はGoogle Chromeと同じですが、ショートカットのキーを次の通り設定すれば大丈夫です。
–incognitoの部分を「–inprivate」に変えるとあとは同じです。

マニュアルを整備

WEB会議用PC付近に利用マニュアルを作って備え付けておくと、担当者への問い合わせがへります。
特に、デバイス設定やアカウント情報を残さないなどの情報をマニュアルに入れておくと、利用者の方がわかりやすいかと思います。

まとめ

会社や組織によって標準ブラウザを使い分けて設定してください。
Edgeの分はアイコンを作成して設定してみました。(GoogleChromeとMicrosoftEdgeがわかるように、名前の前にGとMをつけてみました。)

また、パソコン起動と同時に立ち上げたい場合は、スタートアップに登録すると便利です。
C:ProgramDataMicrosoftWindowsStart MenuProgramsStartUp
Microsoft365の契約ライセンスによっては、MDMやキオスクモードなどでデバイスに細かい設定までできますが、簡易な設定で効率的に運用できる方法を紹介してみました。よければ試してみてください。

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